Google Mapsに誤情報が多数…もう一つの織姫神社

足利市西宮町の織姫神社

栃木県足利市西宮町には「織姫神社」という有名な神社があります。織姫神社は七夕の伝説で有名な織姫を祭っています。
縁結びにご利益があるとされ、2014年に恋人の聖地にも指定されています。もともとの社殿は1880年に消失し、現在の社殿は1937年に平等院鳳凰堂をモデルに建てられたものです。

(画像:Wikipediaより)

社殿も境内からの足利市を一望する景色も綺麗なことから、非常に人気のあるスポットとなっており、時には海外からの観光客も訪れています。

(画像:http://japan100moons.com/regist/228

もう一つの織姫神社

Google Mapsを見ていたら、明らかに上記の織姫神社ではない場所に「織姫神社」というピンが立っており、数人のユーザーにより高評価が付けられていました。

織姫神社と織姫神社。有名な方は画像右下。

同名で同じ市内で地図的にも山のふもとにあって似ているので間違えるのは仕方ないですね。幸いなことにユーザの投稿の中に訂正のコメントもありました。

群馬県桐生市の富士山下駅に外国人観光客が富士山を見に来てしまうということがあり、GoogleのCMによりネタにされたことがありましたが、この織姫神社もそういうことにならなければいいのですが。

せっかくなので行ってきた

県道219号線を松田川ダム方面へ登っていくと、左手に「織姫神社 口入」と書かれた石看板が見えます。右から読む所に古さを感じますね。この石看板の手前を左折します。

道の端にある石看板の他に標識などは無く、小一時間入り口を探し回ってしまいました。Google MapsのGPSを頼りに近づいていきます。
一見、他人の家に入ってしまいそうなこんな道が唯一の入り口でした。

ここを登っていきます。画像で見ると茂みにしか見えませんが、現場で肉眼で見ると雰囲気で道だと認識できます。

進むと右手に崩れかけた鳥居が現れます。
ちなみにさらに進むと兵隊さんの慰霊碑のようなものがありました。

さらに進んでいきます。

織姫神社の境内にたどり着きました。
境内にある石に昭和11年という文字が刻まれていました。 どうやらこの神社は昭和11年に修復されたか建てられたかしたようです。

一般的な神社のレイアウトであれば、これは拝殿なのでしょうか。屋根瓦が立派な木造の建物があります。奥に見えるのが本殿でしょう。

屋根が一部腐り落ちています。

修復費の寄付者名簿が壁に掛かっています。

足利織姫神社の古いフライヤーが壁に貼ってあります。フォントや紙質を見る限り相当古そうです。
フライヤーが貼ってあることからあちらの織姫神社とは無関係ではないようです。

本殿がこちら。どんなにマイナーな神社でも小銭やワンカップが大体おいてあるものですが、こちらには何もおかれていません。ここには誰も訪れないのでしょう。

以下境内の画像をどうぞ。

金精神を祀ったオブジェクトです。豊作や子孫繁栄に対する信仰のシンボルで、形は男性器を象っています。このようなオブジェクトは、明治以降に近代国家を目指す政府により下劣な物として禁じられ、数が減っていきました。

もう一つの織姫神社はアクセスが困難で古く廃れた感じが何処と無くどこかノスタルジックな空気が漂う、まさに秘境という感じの神社でした。

織姫神社Google Maps: https://goo.gl/maps/CKhemM9dxBR2

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