「国の借金」は政府が国民に借りているお金

「国の借金は○○兆円で国民一人当たり○○万円」などと定期的にメディアで報道されますが、それを見る度首を傾げてしまいます。

国の借金 過去最大に 国民1人当たり約860万円 – NHKニュース

国の借金というと、世界に対しての借金と誤解してしまいますが、財務省が公表している対外純資産を見てみると349兆円の黒字となっており、実は日本は世界一のお金持ちの国なのです。
平成28年末現在本邦対外資産負債残高 – 財務省

グラフ:主要国の対外純資産額をグラフ化してみる(最新)

じゃあメディアの言う「国の借金」とは何かというと、政府の借金のことを言っているのです。メディアはどういうことか「政府の借金」ではなく「国の借金」と報道しています。しかも一人当たり換算をしており筋違いにもほどがあります。

簿記の素養がある方ならイメージできると思いますが、帳簿の貸し方と借り方の数字は一致します。つまり自分の負債は誰かの資産であり、誰かからお金を借りた場合、貸し付けた人が居ます。

国に貸し付けている人は誰かというと、93.9%が国内の銀行やファンドなどです。

グラフ:日本の国債の保有者内訳をグラフ化してみる(最新)

グラフを見てみると、国債保有者の93.9%が国内の銀行や証券会社やファンド等、86.5%が銀行による貸し付けであることが分かり、銀行にお金を預けている国民からの借金であることが分かります。本来、債権者である国民に対して、メディアは「国の借金は国民一人当たり○○万円」という筋違いな報道をしているのです。

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