日本人初の快挙と称えられている英語を喋るテニスプレイヤー

英語を喋るテニスプレイヤーが「日本人初の快挙」とメディアで称えられている様子を見ると違和感を覚えます。

大坂なおみ選手は日本人の母とアフリカ系アメリカ人の父から生まれたハーフで、出身は大阪府ではありますが、居住地はアメリカのフロリダ州。国籍は日本とアメリカの2つを持っていて、喋る言語は殆ど英語。日本語は多少話せるものの「なおみ節」とメディアにネタにされてしまうレベル。

これで日本人の快挙というのは少し違和感を覚えないでしょうか。誤解しないで頂きたいのですが決してディスるつもりはありません。英語を喋ろうと、居住地が海外だろうと、国籍が日本であるのだから日本人の快挙と考えてしまう、そんな日本人のナショナリズムに対して違和感がしたのです。

日本という国は島国であるため、移民はごく少数で、国民の殆どが純血で、大半が仏教徒という比較的珍しい国です。だからこそ、このような日本という一つの国家にアイデンティティを帰属させるという意識が強いのだと思われます。例えば俗に言われる「在日」という言葉もナショナリズムを生み出しやすい環境だからこそ生まれたものでしょう。

個人的には、「日本人初の快挙」というように「日本人」にこだわる必要はないと思います。人の流動性も高まり続ける現代では、アイデンティティを一つの国家や共同体に帰属させるという考え方には無理があると思います。

「日本人の大坂なおみ」ではなく「大坂なおみ」の功績だと自分は思います。

ファイル・ロケーション: 随筆

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