フロントのキャリパー編はこちら
使用した工具
- 8mm 10mmメガネ
- 12.7mmスピンナーハンドル
- 30mmソケット
- マイナスドライバ又はタガネ
- ハンマー
- ブレーキフルード
- ワンウェイバルブブリーダー
- パーツクリーナー
- オイル受け
- ウェス
- ZC71S用ブレーキオーバーホールキット
- ハブロックナット30mm
リアをジャッキアップをしてタイヤを外し、アームにウマを掛けます。
中央の丸いカバーをたがねで軽くたたきながらこじって外します。すると30mmのカシメられたハブロックナットが出てきます。
カシメをマイナスドライバーとハンマー等で起こして、ロングのスピンナーで緩めます。180N・mかかっているのでかなり固いです。本来やってはいけないことですが、自分はジャッキをスピンナーにかけて緩めました。真似しないように。
30mmのハブロックナットが外れたら、ゆすりながら引っ張ればハブボルト付きのお椀が外れます。
内側を見てみると石でも噛んでいたのだろうか、ギザギザです。研磨に出したいところですが、そのままにしておきます。
ライニングは減ってはいますが、残量は少しありました。
ペンチで左右のUクリップの留め具を外し、引っかかっているサイドブレーキワイヤーを外せばライニングが原型を保ったまま取り外せます。
新しいライニングに組み替えます。
せっかくなのでピストンのゴム類も交換しておきました。ピストンのパッキンがなかなか入らずイライラしました。
ピストンとシリンダ内部に錆が出ていたので軽くペーパーで磨いて錆を落とし、新しいパッキンを付けたピストンとバネを戻します。左右のダストカバーも新品を付けて、新品に組み替えたライニングを戻します。
金属の摺動面にはシリコングリスを塗っておきました。
サイドブレーキの自動調整機構を戻すのを忘れたので、ハンマーで軽く小突いて押し込みました。
お椀を付けて、新品のハブロックナットを取り付け、規定トルクで締め付け、カシメます。そして裏側のブリーダーからエア抜きをします。リアのブリーダーは8mm。スパナで回らなかったので、1500円もするメガネをわざわざ買ってきました。
左右交換してエア抜きをして完了です。
右側もこんな感じで交換しました。
外したライニングをアップで↓
走行中にゴロゴロと音が鳴っていたのが治りました。ベアリングじゃなくてブレーキライニングに何かが噛んでたのかもしれません。