皆既月食を見に赤城山を登ってきた ソロナイトハイク

登山・キャンプ 0 Takuya Kobayashi

スーパームーン+皆既月食ということで、ムーンライトシンドロームのような月を見るために夜間山行してきました。結果から言いますとガスで見えませんでした。

登る山は長七郎山。地蔵岳もいいけど、同じこと考えている人と会いそうなので、長七郎山を選びました。長七郎山のピークには賽の河原があるので、テントも張りやすい。

鳥居峠の登山口から登山開始。

いきなりトラブル発生。EVERNEWのハイドレーションを初めて使ってみたのですが、背中がひんやりしていると思ったら、キャップ部分の空気弁から漏れていました。圧力がかかると漏れるらしいです。これじゃハイドレーションポケットに入れられない・・・

クマよけの鈴を使ってみて思ったのですが、鈴がうるさくて周囲の音が聞き取れません。ただでさえ夜間で視覚も制限されている中、聴覚までも鈍ってしまうと非常に怖い。状況を把握するために聴覚は重要なので、音を出してアピールするよりも、積極的に音を聞き、匂いを嗅ぎながら周囲の状況把握に努める方が安全だと個人的には思います。といってもあくまで自分の場合なのでこれが正しいとは限りませんし、夜に山を登ること自体お勧めしません。

多くの野生動物が夜行性で、夜は人の気配が無いため、動物達は昼間は近寄らない登山道付近まで自由に活動していることが予想されます。夜間の方が動物に遭遇する確率は圧倒的に高いです。

歩くこと数十分。気配を感じて立ち止まりました。フラッシュライトを当てると60m先で光が反射して見えます。自然界であれだけくっきり反射するものと言ったら、動物の目以外ありません。「おい」と声をかけると「ガサガサガサ」と走り去りました。おそらくシカでしょう。

動物は恐怖を感じるとまず固まる(frieze)、逃げる(fly)、戦う(fight)のどれかの行動をとります。これを3つのFといいます。距離が遠ければほとんどの場合、固まったのち逃げてくれるのですが、闘争的な個体や、逃げられないと判断された場合などは襲ってきます。そのため、動物に遭遇した時の対処法は距離によって異なってくるのですが、相手に戦うという判断をさせないためには、早い段階で発見して対応する必要があります。

さらにしばらく歩くと、風向きが変わりました。あたりは真っ暗で何も見えませんが、小地蔵岳を過ぎて尾根に出たことが感じられました。そこから10分ほど歩くと、長七郎山につきました。

登山口から40分ほどで長七郎山に到着しました。予想通り人っ子一人いません。月食の時間ですが、ガスが出ていて全く見えません。しかも小雨が降ってきました。頂上でコーヒーブレイクを決めようかと思っていましたが、テントを出すのも面倒だし、帰ることにしました。

ガスが濃くなって、ヘッドライトの光が反射して視界が真っ白になったので、ランタンを腰にぶら下げたら足元の視界が確保できました。ヘッドライトよりも腰のランタンの明かりのほうが遠くまで視認できます。角度の問題なんですね。

そんなこんな月食は見えませんでしたが、長七郎山ナイトハイクでした。