教え魔

登山・キャンプ 0 Takuya Kobayashi

風が強かったので火を起こさないで焚火の用意だけしていたら、キャンプ仲間の一人に火が起こせなかったと思われ、火起こしの講義が始まる。全部知ってますなんて言えないから、なるほどそうなんですねぇと知らなかったていで返事をしていると、チャークロスに火花を落としてジュートでつつみ、息を吹きかけ火をおこし、小枝に着火し拡大させていく・・・既に知っていることを色々教えてくれる。

「これは100円のタガネなんだけど、火打石より火花が飛ぶの。火打石は信用できない」
「ファイアースターターはダメ。誰でも火がついちゃう」

タガネを買うんだったら100円ライターを買うのはダメなのか?火打石が信用できないならファイアースターターはなぜダメなのか?どうしてそんなに特定のやりかたを押し付けてくるのか疑問な顔をしていると、わからなかったと思われ、言葉を変えて同じ説明が始まる。

「若いっていいねぇいろいろ教えてもらえて」

なんでもググればわかる時代ではあるが、頭の中にあるワードしかググることができないし、検索結果はユーザー毎に最適化された(言い方を変えれば偏った)情報が載るようにできている。他人から教えてもらうということには価値があると思うけれど・・

自分の考えでは火を起こす事は目的ではなくて手段の一つ。リスクと効用を天秤にかけてリスクが高ければやらないし、火打石から火を起こすなんて不確実で手間のかかることはしない。着火には百円ライターを使用し、バックアップにファイアースターター。そんな運用をしています。