車中泊する度に棚やテーブルが欲しいと思っていましたが、今回ようやくDIYで製作しました。

JB23の棚プロトタイプ

この棚の特徴としては次の通りです:

  • デッドスペースを有効活用
  • ワンタッチで展開・撤収
  • 車体の加工無し、取外し可能

このベースとなるデザインは、自分が尊敬する”マウンテンバイクを担いで山に登る人”の棚を参考にしました。

スケッチを書いて、ビバホームへ直行。一応は設計図みたいなものを書いたけれど、ノコギリ・ドライバー・ドリル・メジャーくらいしか持っておらず、高度な加工はできないため、売り場にある素材でいかに少ない工数で組めるかを考えたら、設計図からだいぶ寸法が変わってしまいました。

「JB23の棚プロトタイプ」は折りたためます

設計図に囚われると端材が増えたり工具代が掛かったり高くつきます。
成り行きでやった方がコスパが良い。

ちなみにこの「JB23の棚プロトタイプ」の製作費は7000円でした。

棚・テーブルの固定方法

上の固定はアシストグリップのネジ穴を利用して、クランプに丸棒25Φを通し、ちょうどいい固定具で取り付け。

アシストグリップに取り付けられるクランプはこちら:

棚の下段部分は内装の段差に引っかける形で位置決め。

下はタイヤハウス上部の純正スペースの部分に柱をのせ、余ったL字金具を引っかけて固定。

見栄えは悪いですが機能するのでヨシ。

車体への加工無しでがっちりと固定できています。

この棚・テーブルで何ができるか

テーブルは折り畳み式で、棚の蓋の役割も果たしています。
テーブルを畳んだ状態でも、上段のスペースにアクセス可能。

下段の純正のスペースも生かしています。

本当はテーブルを閉じた状態では座席を立てられるようにしたかったですが、1cmの計算ミスで座席に当たってしまいました。今更1cmひっこめるのもアレなので仕様としました。座席を立てる事無いしね。

こいつのコンセプトは、登山の前入りの車中泊で使用することを想定しています。

テーブルを展開した際に、クッカー・食糧・調味料・燃料・その他日用品など、必要なものが並んでいる状態を作りたいと思っています。撤収の際はテーブルを畳むだけ。

LEDバーライトを取り付けて明かりも確保。
地形図を眺めたり作図をしたり、登山計画を編集したり、本を読んだり、コーヒーを飲んだり色々できます。

LEDバーライトを設置

まとめ

小さい頃は段ボールとガムテープなどで色々なものを作っていましたが、大人になって初めてDIYでまともなモノを作った気がします。

DIYは、素材の特性と選び方や、加工手法など、色々なことに気を使い、細部にこだわったらキリがない所がなかなか楽しいですね。想像したものが具現化し、機能するという感覚はまるで「沼」です。

あくまで今回の工作は”車中泊を快適にする「手段」である”と自分に言い聞かせ、なんとか沼に落ちないよう踏み留まれました。

今回作成したJB23の棚は、タイヤハウス上部のデッドスペースをうまく利用するための最適な解決策になりました。これで車中泊が快適になること間違いなし。